みつばち農場からのお便り

山梨県上野原市にて農薬化学肥料を使わずに農業をしています。畑から生きるすばらしさをお届けします😊

食糧問題について①

小学生の時に、スーダンの衰弱している子どもを後ろで見ているハゲタカの写真

 

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ハゲワシと少女。 © Kevin Carter/Sygma

第3回 ピュリツァー賞が与えた影響 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

 

この写真を見て、大変大きな衝撃を受けました😅

 

時代は、バブル手前でしたので、物には困らなかった日本の暮らしと、

写真の世界は明らかに違い過ぎて。

子どもながらに、相当なショックでした。

 

いつかアフリカの困った人を助けたいと思っていました。

その影響で、大学では、国際協力の研究 特に、食料問題に興味を持っていました。

 

〈知った事実〉

 世界には、食糧は充分あり、生産が問題ではなく、分配が問題なのだと知り、

またまたショックを受けました(笑)

 

食糧ベースの消費を見ると、人口が少ない先進国の方が圧倒的に多いのです。

 

理由は、家畜の飼料として大量の穀物を食べさせているためです。

食肉1キロが生産するために、牛11キロ、豚7キロ、鶏4キロの穀物を食べさせなければなりません。

 

 またダンピングという経済途上国と言われている国に、食糧援助をし、現地の農家さんは、生産物が売れないために、借金を返済できず、土地を失う。

 

その土地を多国籍企業が購入し、大規模プランテーションを作ります。

 

 詳しくは、「世界の半分はなぜ飢えるのか」スーザン・ジョージ著 にも、書かれています。興味がある方は、ぜひ読んでみてください。


 

スーザン・ジョージさんは、私の尊敬する方の1人です。

お会いしたことはないですが。

 

 

 

 

自分自身が成長するための学びのための勝ち負けは、必要だと思います。

 

ですが、行き過ぎた貧富の差は、奪う方も「恐怖」を持ち、

奪われる方も苦しみや悲しみを与えてしまう結果になりかねません。

 

マネーゲームや支配関係などの勝ち負けは、快楽のようなものかもしれません。 

一過性の欲望を満たすための幸せには、終わりがありません。

私は、本当の幸せとは言えないと思います。

 

しかしながら、経済途上国の方々は、生きる力が強い人が多く、

必ずしもこの考え方が当てはまるとは限りませんが。

 

次回に実際にタイの農村で感じたことを書こうと思います。

夏至を過ぎて畑で感じること

21日(日)は新月夏至でした。

夏至とは、一年で1番日が長い日です。

反対の一年で日が短い日を冬至と言います。

 

夏至は、畑お休みしようと思っていましたが、次の日雨予報💦

早朝から畑で草取りしていました。

 

畑に行くと、めっちゃ爽やかな風

そして身体が軽い軽い🎶♫

作業も捗りました😆

 

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朝は曇っていました

楽しく仕事をしていたら晴れてきました😊

 

 

世界は、自分の心の中の反映で見えるって言われるけれど、

今年は、本当にいろいろあるけれども、自然は移り変わっていきます。

 

この世界は、美しいと思える心を日び畑で養わせてもらっているなって実感しました。

そして応援するかのように、鳥さんたちが鳴いていました。

 

https://www.facebook.com/mitsubachi.farm/videos/1626624987487139/

 

ありがたいです😊

 

そして、夏至を過ぎてから、畑も変わりました。

清々しく、心地良くなっています。

 

負けずに草もボウボウになっていますが。

7月からは、キヌアの収穫も始まります。

新幹線のように冬至まで進みそうです!!これは。

 

冬至は、キリストの誕生日にも近く、収穫祭ともされています。

夏至までがんばったから、冬至までたくさんの野菜の実りで、たくさんの人々を笑顔にできますように🙏😆

 

 

家畜のウェルフェアから「いのち」をいただくことについて

こんちには。いつもありがとうございます。
 
先日、家畜の放し飼い禁止するという法案が浮上

パブリックコメントなどで多数の反対意見が農水省に寄せられ、放し飼いは禁止されずに済みました。

間違った方向へ行かずに良かったです。

 

https://www.agrinews.co.jp/p51016.html

 

近年の家畜の飼育は、ぎゅうぎゅうの場所に豚や牛さんを押し込めて育てて、ストレスで病気にならないように、ワクチンや抗生物質を投与するという飼育の仕方が一般的です。

野菜の栽培とも共通しますね!!

 

そしてお肉も若いうちでないと肉の硬さや臭みがでるらしく、

牛さんは、約20ヶ月~2年(和牛とホルスタインなど品種で異なります)、

豚さんは、生後180日、

鶏は60日と生まれてすぐに食肉になります。

 

価格競争の中、肉も安さを求められ、

餌は海外の遺伝子組み換えの安いものを、生育方法も動物としての尊厳は薄く。

 

鶏と豚さんは、殺され方も工場のベルトコンベアーで殺されているといういたたまれない方法です。

牛は、殺される前に涙を流すと言われています。
 
「いのちの食べ方」という映画があるので、良かったら見てみてください。

予告編だけでもヤバイですよ😅

https://youtu.be/qCk9alM2LmE

 

アニメの「美味しんぼ」でも鶏の🐓ことについての会がありました。

https://youtu.be/qa02VpWA1Q0

でもこのアニメの中に出てくる鶏はなぜかオスだけです(笑)

 

 

 
とはいえ、ここ2年ほど、野生のイノシシの豚コレラが流行っているのも事実です。

イノシシやシカなどの野生動物がここ2~3年で増えました。

彼らはもう山にはいないで人郷の近くで生活しているみたいです。

私は、イノシシや鹿が増えているのは、自然界の生態系が崩壊しているサインだと思っています。

山から崩壊しいる…(^-^;

もののけ姫の世界みたい…(笑)
 

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野生の動物も弱っているという現実をあなたはどう感じますか??

 
私は、農業だけでは、この問題は解決できないと思っています。

もちろん野生動物が入って来れないように、畑に柵をしたりの対策はします。

これは一時的な対処でしかないです。

そして悲しいことに彼らは、駆除されても町の焼却炉へ行くのがほとんどです( ;∀;)

近年は、放射能測定をしないと販売できないため、ほとんど自家消費か、処分です。


 
地球は人のものだけではないのですよね(^^)

野菜の栽培、家畜や野生動物への向き合う姿勢を今一度一人一人が考えて行動していく必要があると感じています。

いのちの尊厳を持っている方が育てたお肉を食べてみたり(味全然違う)、

雑穀などを食べて肉の量を減らしたり、

山の手入れをしている団体を応援して、森から良くしたり、

有機農家さんを応援したりと選択肢はあります。

 

私たちは、物質を食べているのではなく、いのちをいただいているという当たり前のことが、

おざなりになってしまっている結果だと否めません。

 

ちなみに私は、6年位前から肉魚が食べられないアレルギーになり(^-^;

強制的に食べられませんが、なくても生きていかれると知りました(笑)

体が軽くなりました!!

 

 

世界の食糧難を解決するためにも肉の消費量は、減らしていく必要はいずれやってきます。

ただ超ストレス社会のため、ベジ生活は、人によっては向かないので、選択の自由だと思います。

(これについては、次回にでも。)

 

 

活かし活かされあえる相互扶助のみつばちのような生き方を、生活の中でも少しづつ取り入れてみたいですね。

その先に、笑顔が待っていますよー☆彡

コロナウィルスのように、恐怖が来てから気づくのは、もうやめたいです😊

地に足をつける生き方を少しづつやっていく。

小さなことでもたくさんの人が当たり前になれば、大きな波になって自然も変わり、

私たち人も住みやすくなっていきます。

他を労り、敬い、命をいただき、育んでいく。

そんな素敵な地球に🌏住みたいな。

誰でも最初は一年生〜苦手とは脳が決めてしまうこと〜

農業は、マルチクリエイターだと思う。

 

最初から、なんでもできるわけではないし。

 

労働賃金は、安いので、時間内に数をこなしていく事、作業効率を上げる事が求められます🥕

 

 

草刈り、草抜き、耕運、

野菜の管理、種まき、収穫、

畑の片付け、イノシシ対策などなど

 

 

プラス、経営や経理、ネット、事務作業まで😆

こちらはまだまだ苦手です(笑)

 

 

最初は、どれも下手でしたよ。

仕事が終わらないから眠れない研修先や仕事が遅くてしょっちゅう怒られていた研修先でシゴかれました(笑)

でも、自分が飛び込んだ道です。

だんだんとやっていくうちに、できるようになってきます🥕

 

やらなければ、見えない景色があります😊

諦めなければ、自ずと道は開けていきます。

 

そして、苦手なことも呼吸するようにできるようになると、自信が自ずと付いてきます。

 

好きとか嫌いで物事を判断していたら、分からないことかも。

 

苦手や嫌いな事も、できるようになると、好きになってきます。

 

自分の許容範囲が広がります💕

 

 

手は荒武者 目は億劫

 

これは、昔、研修先で教えてもらった言葉です。

雪の日に❄️菜花を収穫

畑に行くまでは、イヤイヤなのですが、

行けば、案外大丈夫なの(笑)

 

頭で考えジャジしたら、何もできません😆

 

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苦手を好きにするコツは、ゲーム感覚にする事です😊

草取りを早くするには、どの体勢が良いか??

どうやったら身体が楽に長時間しゃがんでられるのか??

はじめは、こうやって自分の中で設定して、意識していくと、知らず知らずのうちにできるようになってきます。

 

苦手でも好きだから、続けられる😆

好きってすごい。

 

 

農業を見える化してくれる 植物の生理活性 ホルモンの働き

こんちには。いつもありがとうございます。
 
最近、話題の自然農法家の道法正徳さんという方の本に出会い、

野菜栽培について新たな発見と驚き、納得しています。

 

www.hanmoto.com

 

野菜を垂直に仕立てて、植物のホルモンを活性化させるという農法です。

道法さんご自身は、果樹農家さんです。

農薬と化学肥料、有機質肥料も使わない自然栽培を実践されています。
 
今年は、果菜類(ナス・ピーマン・トマト・きゅうりなど)はこの道法さんの農法を試してみたいと思っています。

石ころを畑に入れるという話も興味深いです。

味比べもしてみようと思いますので、お楽しみに(^^)/
 

youtu.be

 


ホルモンの反対は、フェロモンだそうです。

植物のフェロモンは、虫を呼ぶ物質です。ですので、農薬には、ホルモン剤が多く出回っています。

垂直に仕立てて、野菜を縛ることで、ホルモン物質が活性化されるそうです。

これも農業をやりながら理解していくという感じです。
 
ヨーロッパでは、唯一残す農薬として挙げるとしたら、ホルモン剤だそうです。
 
植物性のホルモンは、根っこや葉の先で作られ、植物の体内を循環し、傷を癒したり、成長を促進させたりします。

傷が癒えなかったり、天候の影響で無理して成長せざる状況を作ると、フェロモンが発生し、結果虫を呼ぶのです。

 

そして縛る意外に、植物性ホルモンを活性化させるものもあります。

海藻です。

 

昨年、真鶴の海から拾い集めた海藻を煮詰めて、肥料を作ってみましたが…上手くいかず😅

日本の海は、ダイオキシン放射性物質、重金属で汚染されていると本当に悲しくなりました。


 

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真鶴の海

 


日本は、昔から着物文化のため、人の身体を帯で縛ってきました。

たすき掛けやハチマキもそうですね。

 

ちゃんと意味があって、縛ってきました。

 

私が、身体づくりのためにやっている自己快復道場も綿の帯で身体を縛り、身体を整えます。

 

ナーラーヨガも麻の帯で骨盤を縛り、身体を整えていきます。

縛るだけで、身体のエネルギーが増していきます。

その良さをしっているので、この道法さんの農法に興味を持ちました。

人と植物は、違いますが、試しながらまたこちらのお便りでも紹介させていただきます。

 

お楽しみに〜🎶🎶

 

【注意事項】

農薬としてのホルモン剤の使用について、私は、反対の立場です。人の身体のホルモンバランスが崩れ、奇形児や脳に障がいがある子どもが生まれたり、自然界がメス化してしまう危険があるからです。

ホルモン剤は、乳牛や野菜や果物、キノコなどあらゆるものに使われています。

病と食の関係について

こんちには。いつもありがとうございます。
 
大学生の時に、エイズに感染された女性が実際にお話ししてくれた機会がありました。彼女は、当時お付き合いしていた男性から感染されたそうです。
本当に普通の方がエイズウィルスにかかってしまうのだなぁ。
と同時に、エイズに対する差別の酷さや免疫力が低下しない薬を飲めば、
死に至ることはないというお話でした。
日本は、経済先進国の中でもエイズ感染者が増えているのは、性に関する考え方が問題視されていますが。
 
そうではない方もいらっしゃるというのも事実です。
 
 日本の死亡要因の第一位は、ガンです。
肺炎も多くなってきましたね(2018年厚生省の発表では、肺炎は5位です。)
肺炎は、3.11の後に圧倒的に増えました(^-^;
 

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 コロナウィルスに感染された方が肺炎で亡くなるという話を聞き、
不思議に思いました。
やはり、エイズウィルスと似ていて、
ウィルスによって身体が弱り、免疫力が低下、
そしてなんらかの疾患が方は、重症化するのではないかなと。
書かなくても、大体の方は、想像できる話です。 
 
 アメリカの死亡要因の一位は、食原病だそうですΣ(゚Д゚)
 
病気に対するとらえ方が違うなと、初めて聞いた時驚きました。
アメリカでは、ガンは治る病とされています。
「葬られた第二のマグガバン報告書」という有名な本があります。
この本には、日本食でだいたいの病気が治ってしまうというような内容です(ごめんなさい。だいぶ内容を端折りました)

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スナップエンドウ大豊作野菜セットおかげさまで完売
 
 
 その後、世界的に日本食は、大ブームになりました。
そして今、アメリカは、オーガニック市場が世界一となっています。
のイメージですと、アメリカ=食べ物がいい加減 というものでした。
今は、ハリウッドセレブなどもオーガニックの食生活をライフスタイルにされています
病院にオーガニックの野菜が販売しているところもあるそうです。
 
 足元から考えてみると、余計なことに心配せずに、充実した日々を送れると思うのです(^^)/
 
私の中のオーガニックとは、包み込むようなイメージです。
正しさではなく、良いものも悪いものも、大地が全部受け止めてくれます。
そして水や発酵熱や植物の根が農薬やダイオキシンなどの毒を排毒してくれます。
この包み込む循環が、今の地球に生きている私たちには、必要です。
今、地球で生きるって結構過酷な環境だと思います。
でも何とか生きていく道もあるのだと、最近やっと分かってきました。

Think Globally, Act Locally.① 豊かさについて考えてみる

Think Globally, Act Locall.

地球規模で考えて、ローカルに地に足を着けて行動する。

 

大学時代に、農業をしたいという話を語っていたら、友人にこの言葉をもらいました。

 

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最近の空はきれいですよね🗻

今回は豊かさについて考えてみました。
前回の記事にも書きましたが、大学生当時は、国際協力の勉強をしていました。

人のエゴや欲望がお金という道具に変わり、

富める人々が貧しい人々を搾取するという社会構造

第二次世界大戦前は、お金ではなく、銃や暴力が支配していました。

 

 

実際に、タイの農村へ行く経験をさせていただきました。

でも豊かさって、お金だけではないという事を体験を通じて、教えてもらいました。

 

例えば、

住民たちが問題を話し合っている真剣な姿勢

裏庭には、様々なハーブがあって、料理に少し入れるだけで美味しい

季節によって、バナナ、マンゴー、パパイヤ、マンゴスチン、ロンコン、ジャックフルーツなどの果物がたくさん取れる🍌

村のおばちゃんたちが、先生を招いて、タイマッサージを勉強して、みんなでイベントに行ったり

町病院みたいな役割をしている保健所の下に、タイのハーブの知識を活かしたハーブ蒸しをする場所を作ったり

竹ぼうきを作るおじいちゃん

きのことり名人

竹籠を編むおじさん

有機農業についての活動や話し合い

村の学校の園芸の時間に有機農業を村人のお父さんが教えていたり

村人同士の稲刈りなどの助け合い

 

もちろん、タイの村の中には、工業団地で働く人や台湾に出稼ぎに行く人などもいましたよ。

出戻ってきた人たちもいます。

そんな人たちを食べるための再低減の部分では、農村は受け入れられます😊

 

 

実際にタイの農村に行き、彼らの豊かさ体験させてもらうと、

日本社会の方が、なんだか心の貧しさと言いますか、

元気がないと言いますか…そっちの方が私は、気になってしまいました。

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タイの村でロイカトンというお祭りに使うバナナの幹で灯籠を作りました。

 

とはいえ、日本で農業をして生計を立てるって、けっこうシビアです。

実際に、農業をしていくと、この豊かさの大切をを忘れてしまう事が多々あります。

 

最近は、経営の勉強をしているのですが、どうしたら売れるのか??

ばかりを追っていました😅

大西つねきさんの話を聞いて、ハッとお金だけではない価値を思いだしました(笑)

https://youtu.be/k7OqWwcoRh8

 

 

例えば、お金を稼いで買う農業資材

ホームセンターのプラスティック製品ではなく、しの竹を切ったり

落ち葉を集めて腐葉土を作ることも

竹を切ってきて、苗床を作ったりもできます。

この暮らしって豊かだった😆

 

 

ヨガでも経験を通じて学びましたが、

コントロールゲームをしている限り、豊かにはなれません。

というのも、コントロールは、顕在意識だからです。

潜在意識の力も使えると、豊かさは自分のマインドや思考を超えます。

 

農業というものは、まさにそれです。

人は、サポートしかできず。

主人公は、野菜

そして小動物や虫、微生物、雨や風、大地、草花、鉱物などの

多種多様な役割を担うものが居て、野菜の命が育まれていきます。

まさに恵をいただく🙏

もちろんサポートは全力でしますよ〜😊

 

特に元素や微生物などの小さきもののパワーは、計り知れません。

彼らがいてくれて、私たち人は、豊かさを味わう事ができます。

豊かさってありがたいなぁ〜😌