もうすぐお彼岸
人と地球の共生
ここ1週間の雨予報が、こちらは全て曇り…😭
困りました~(;^_^A
農業は、本当に天気に左右される仕事です。
ここ20年ほど、「異常気象」と言われています。
代々続くベテラン有機農家さんの中では、「暦通りに種まきをしなくなったよぉ。」という声は、すでに、15年位前から上がっています。
国連では、家族農業を応援するキャンペーンを昨年から10年行っています
「農」とは、人と自然と動力物が仲良くなって織りなす共同作業
農業は、農家である人と自然が協力関係を作ることが必要です。
というのも、人ができることは、少ししかありません。
自然の流れを読むこと。
植物の個性を活かしてあげること。
微生物の個性を活かすのも農家の仕事であります。
私という個と大自然の循環という大きな流れとの協力関係がすごく大切です。
協力関係が上手くいくと、美味しい野菜が豊作で収穫できるという形となって返ってきます😊
もちろん失敗もたくさんありますよ。
でもでも、どんなに有名で尊敬する農家さんも失敗するのです。
失敗は、成功の素。
失敗から学ぶことがたくさんありますので、長い目で見たらなんでもOKです。
トライ&エラーは、人生の常のような気がします。
それを嫌々やるのか?
愉しみながらできるのか?が、大事ですね。
この物事に対するおおらかさは、人生にも必須だと思います(笑)
というのも、リラックスした時が1番、人本来の力を使えるからです。
でも、最初は誰でも緊張しますし、力が入ります。
私も農業の研修中は、草取りで肩こりが酷いことも多々ありました。
どの草をどのように抜いたら、上手に簡単に、身体にも負担なく抜けるのか??など、
毎日のように、草と対話しながら抜いています。
このような緊張感やストレスを乗り越えると、草取り作業も苦ではなくなります。
「可愛い子には、旅をさせろ」という諺があります。
正に、自分自身に、新しい旅をさせてあげると、ある程度の修羅場は、乗り越えられるようになると思います。
どんなに悲惨な状況や壁が立ちはだかっても、チャンスと捉えられるようになります。
チャンスと捉えられれば、前向きな方向に物事が動き出します。
もうダメだと捉えると、もうダメだの方向へ…。
今、大雨が続いており、農業はもちろん大打撃です。
でも今だから、酵母菌を撒くことはできます。
そして、枯れてしまったモロッコインゲンもいましたが、皆、健気に命を全うしようとしています。
本当に、植物の生命力には、頭が下がります。
今回の雨では、草が作物を守っていると感じる場面が多かったです。
特に、稲科の草ですね。
雨の中でも、たくましく生きている野菜さんたちの生命力をぜひご賞味くださいませ(*^▽^*)
ですが、1日も早い梅雨明けを願っております(笑
「オーガニック」は、人だけではなく、地球を蘇生させる力があります(*^▽^*)
100年前に比べると、
地球の環境は、複合的に汚染され、私たち人体にも影響が出ていると言えると思います。
・ダイオキシン
・農薬・化学肥料・除草剤による川や海の汚染
・人工の放射性物質
・食品添加物
・遺伝子組み換え食品
・環境ホルモン
・電磁波
・石油製品
・森の減少
・工業廃水
・家庭用合成洗剤
・人間社会の超ストレス
などなど、数え上げてもキリがありません。
ですが、このような問題も微生物の力を借りて、蘇生できる可能性があると思います。
発酵という力は、人と微生物の共同作業です。
お互いの力がよりよく発揮できると、菌ちゃんたちは、驚くべきパワーを出してくれます。
私は、この手の話は、感覚になってしまうのですが。
「発酵」という微生物と人の共同作業で、数値が減らしているケースがあります。
オーガニックとは、生命のそのものの命の力を弱っていたら、癒し、
そしてパワーアップさせていく、蘇生させていく力があると感じています。
みつばち農場の目指す畑とは、無駄な命など一つもない畑です。
善玉菌も悪玉菌も日和見菌もいます。
嫌気性菌や好気性菌の相反する菌ちゃんたちもいます。
良いものだけではなく、バランスを保つことが、大切です。
先日、猪が収穫間際の南瓜の畑を荒らして行きました😂
本当にショックですが、猪さんは、大事なことを教えてくれている気がします。
「畑だけ、自分さえ良ければ、良いのではないよ!!」って、
猪さんから言われている気がするのです💦
みつばち農場のコンセプトは、「地球と友達になろう!!」ですので…。
次のステージに登る必要があるのでしょうね。
どんなことをするのかは、まだ分かりませんが、
なんとなく、頭の片隅に意識を置いておこうと思います。
畑は、水や空気を介して、山や川なども繋がっています。
今は、手が足りませんが、山も見てあげたいです。
雨は、ダイレクトに地球の良いものも、悪いものも、一緒に大地に降らせてくれます。
今年は、7月に入り、雨が増えました😅
6月までは、雨が無さすぎたのに。
明らかにバランスを崩しています。
ここ20年ばかし、地球の環境はおかしいです。
でも、私たちは、それでも生きていく。
そして、畑の野菜達は、毎日健気に生きています🍅
植物の強さ
そして植物の生命力を支えてくる大地の中に棲む小さな小さな菌ちゃんたち❤️
私たちは、この目では見えない小さき者たちから、たくさん学べることがあります。
そして菌ちゃんたちと、共に協力していくことが、これからの地球を蘇生させていく上で、
すごく大切なことです。
皆さんも、 日々の食卓に少しでもオーガニックを取り入れて、
私たちのような農家さんや会社を応援していただきたいです😊
全ては、水で繋がっていますので❣️
【8月のイベントのお知らせ】
8月8日(土)18時くらい〜
大網のコノソラさんにて、夏野菜カレーパーティ 2,500円
8月9日(日)14時〜17時 4,500円
Saiサロンさんにて、カレンデュラのワークショップします🌼
申し込みやお問い合わせは、メールにて受け付けております。
✉︎mitsubachi.tsuya@icloud.com
食糧問題について③
食料問題から続いています。
カロリーベースの食糧問題には、分配が問題だと話を①でしました。
実際に、タイの農村で感じた食べるものの貧しさやお金の貧しさだけでは、
貧しさを測ることはできないと②で体験を通じて感じました。
今回は、食料問題とはなんだろうか??の根幹の話になります。
今、私が住む、上野原市は、山岳地帯が多く。
秘境と呼ばれる山岳地域では、狼信仰があるそうです。
聞く話によると、本山は秩父にあるそうなのです。
その話を先日、友人と話していました。
その友人の隣の家のおばさんの親戚は、昔、秩父まで山道を歩いて、遊びに行っていたそうです。
その山道は、道無き道といった獣道のような道だそうです。
現代っ子の私たちから見ると、「遊びに行ける距離ではないよ💦」
江戸時代の人は、健脚だし、走るのも早く、米俵(60kg)を3個とか持てるくらい力持ちでした!!
しかしながら、彼らの食事は、今の私たちの食事と比べると、質素です。
一緒ではないですが、カレンの村の人々と江戸時代の人々は、近いようにも思えるのです。
人は、食べ物だけではなく、その土地の風土や信仰などからも栄養をもらっていると、思うのです😊
石や大地、空気や水そして微生物などなど。
エネルギーだけの観点で物質を見ると。
全てのものは、電子と原子から成り立っています。
私たちの身体も60兆個の細胞や小さな微生物の身体も更に細分化すると、
電子と原子しかないです。
ですが、病気などの外的要因で身体や精神が蝕まれてしまう私たち人
すごく不思議です。
②でも書きましたが、私たちは、何か大切なものを忘れてきたのかもしれません。
【生命力を取り戻すためのオーガニックという選択】
現代は、超ストレス社会
社会からのストレスだけではなく、
大気や水の汚染などの環境汚染や電磁波などの影響からも、身を守る必要があります。
有吉佐和子さんの「複合汚染」という本おすすめです。
この複合汚染という本が出版されたのが約30年も前です。
この頃の汚染よりも、2020年は、更に複合汚染加速しています😅
体調を崩される方は、正直な身体だと私は思います。
身体の話は、またいつかに。
自然の循環が歪んでしまっている現代において。
私たちの身体は、食べるものがより重要になってきたと思います。
野菜の主成分は、水です。
野菜の中にある水は、「パイウォーター」と言われる生命力の高い水です。
このパイウォーターと言われる水は、オーガニックの野菜でないと摂取しにくいと思われます(ごめんなさい。データーわからないです)
ここで言うオーガニックとは、肥料が少なく、
植物が極力、自分の力で生きている野菜さんのことです。
野菜の中の水が生命力に満ちていれば、その野菜を身体に取り入れたときに、身体が整う感覚です。勉強不足で、データーとかまだわかりませんが。
農閑期に、また色々調べてみて、こちらでシェアさせてください。
パイウォーターについては、ネットでもたくさん出ています。
興味がある方は、調べてみてください😊
8月のイベントのお知らせ
8月8日(土)18時くらい〜
大網のコノソラさんにて、夏野菜カレーパーティ 2,500円
8月9日(日)14時〜17時 4,500円
Saiサロンさんにて、カレンデュラのワークショップします🌼
申し込みやお問い合わせは、メールにて受け付けております。
✉︎mitsubachi.tsuya@icloud.com
食糧問題について考える②
食糧問題について机上では、分配が問題だと知りました。
現場は、どうなっているのか??
好奇心旺盛な私です😆すごく興味深かったです。
実際にタイの農村に行きました。
当時のタイは、農業大国でもあり、アフリカとはまた異なります。
初めて訪れた場所は、タイと言っても北タイのビルマとの国境近くの
メーホンソンという県の
カレンという少数産地民の住む村です。
彼らは、森の民と言われ、伝統的な焼畑農法を行っています。
電気もお湯も出ない村でしたが、
人ってこんなにやわらかくって、
素敵なんだぁっと感じていました。
夜の星も今までに見た事がないほど、美しかったです😊
彼らの食べ物は、米と野菜がほとんどです。
お米の上に、おかゆをかけて食べる料理もありました。
お茶をよく飲みましたが、お茶には、塩が入っていて、ミネラル補給していました。
滞在の最後の方は、お客さんのため、ご馳走が出ました。
黒米の餅米を炊いて、石臼でついてお餅を作り。
大豆を炒って、粉にした自家製黄粉をかけてきなこ餅に。
これは、村の子どもたちも大好きらしく、争奪戦でした😆
山に、猪を狩に行ってくれ、最終日は、猪肉が並びましたが、こちらもご馳走です。
確かに、日本の料理から比べると、至って質素です。
でも彼らの人柄や優しい笑顔は、本当に魅力的でした。
カロリーベースや食のバランスなどの数字から見ると、カレンの村の人々は、貧困層です。しかし、実態は、豊かなキラキラしたものを持っていました。
もちろん、カレンの村の人々もグローバル化の波によって、様々な問題もあります。
伝統的な焼畑農法をできる村は、ユネスコで守られている村くらいです。
アイデンティティを喪失した若者もいるそうです。
それでも私は、「農村は、豊かだ」と思ったのです。
自然と共に生きる彼らの生活も魅力的でした。
きっと、自然と共に生きているカレンの人々の生き方から、
食べ物以上のエネルギーを頂いたのだと思います。
対する、日本の食卓は、豊かです。
世界中から様々な食品が入ってきています。
スーパーに行けば、たくさんのものが購入できます。
でも、カレンの人々のような温和でやわらかい人は、なかなかいません…。
何か大切なものを忘れてきたのではないか??
私は、なんとなく感じました。
次回に続きます(*^▽^*)
8月のイベントのお知らせ
8月8日(土)18時くらい〜
大網のコノソラさんにて、夏野菜カレーパーティ 2,500円
8月9日(日)14時〜17時 4,500円
Saiサロンさんにて、カレンデュラのワークショップします🌼
申し込みやお問い合わせは、メールにて受け付けております。
✉︎mitsubachi.tsuya@icloud.com
食糧問題について①
小学生の時に、スーダンの衰弱している子どもを後ろで見ているハゲタカの写真
第3回 ピュリツァー賞が与えた影響 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
この写真を見て、大変大きな衝撃を受けました😅
時代は、バブル手前でしたので、物には困らなかった日本の暮らしと、
写真の世界は明らかに違い過ぎて。
子どもながらに、相当なショックでした。
いつかアフリカの困った人を助けたいと思っていました。
その影響で、大学では、国際協力の研究 特に、食料問題に興味を持っていました。
〈知った事実〉
世界には、食糧は充分あり、生産が問題ではなく、分配が問題なのだと知り、
またまたショックを受けました(笑)
食糧ベースの消費を見ると、人口が少ない先進国の方が圧倒的に多いのです。
理由は、家畜の飼料として大量の穀物を食べさせているためです。
食肉1キロが生産するために、牛11キロ、豚7キロ、鶏4キロの穀物を食べさせなければなりません。
またダンピングという経済途上国と言われている国に、食糧援助をし、現地の農家さんは、生産物が売れないために、借金を返済できず、土地を失う。
その土地を多国籍企業が購入し、大規模プランテーションを作ります。
詳しくは、「世界の半分はなぜ飢えるのか」スーザン・ジョージ著 にも、書かれています。興味がある方は、ぜひ読んでみてください。
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スーザン・ジョージさんは、私の尊敬する方の1人です。
お会いしたことはないですが。
自分自身が成長するための学びのための勝ち負けは、必要だと思います。
ですが、行き過ぎた貧富の差は、奪う方も「恐怖」を持ち、
奪われる方も苦しみや悲しみを与えてしまう結果になりかねません。
マネーゲームや支配関係などの勝ち負けは、快楽のようなものかもしれません。
一過性の欲望を満たすための幸せには、終わりがありません。
私は、本当の幸せとは言えないと思います。
しかしながら、経済途上国の方々は、生きる力が強い人が多く、
必ずしもこの考え方が当てはまるとは限りませんが。
次回に実際にタイの農村で感じたことを書こうと思います。